受獄山 覚円寺 
(西部)
宮若市稲光552
 
 覚圓寺は、鞍手組36ヶ寺の中で最も博多寄りにあります。車では、新幹線に沿って若宮西小学校付近から左へ入ります。寺の前には広い駐車場があります。
 昔、覚圓寺は寺子屋で、屋根は昭和30年まで藁葺きだったそうです。中には、節談説法に使う高座、法座を知らせる太鼓が残されています。昔からの間取りを見て、「ここに私の親は座っていた」と懐かしむ方が多いそうです。
 自慢は「お斎」。絶やさず続けておられる婦人部の皆さんの意気込みが目に浮かぶようでした。また、熱心な仏教壮年会は、「父の遺産」とおっしゃる。
 課題は、「宮若市以外の方へいかに声をかけるか」とのこと。北原住職は一昨年、本山のビハーラ研修を受講されました。住職の生の声をお待ちになっている方が多いだろうと思うことです。全体として、「温故知新(真)」~古いものを温め、新しい真実に気付く~これは仏法を学ぶ私の本来の姿でもあろう、と思わせていただきました。
 
訪問者 梶原 文彦(円覚寺)
 
※鞍手組門推だより『さんが』「お寺を訪ねて」より