彌光山 信覚寺 
(西部)
小竹町勝野3733-2
 
 西鉄バス停「小竹上町」又は「小竹郵便局前」から歩いて5分、小竹南小学校の前の福北ゆたか線を間にはさんだ高台に在ります。
 寺の開基は大正時代中旬から下旬にかけてだそうで、現住職の渡邊法英様は3代目との事。2代目で寺号を得ておられますが、本家は三井郡大刀洗町の信覚寺で、それ迄ここは藁葺きの建物で貝島炭坑の布教所だったそうです。その後、寺として建てられましたが傷みもひどくなり、平成12年に現住職が隣接地を買い足し、新しく寺院を建てられましたが、炭坑閉山と共に檀家の数も減っており、ご住職も残った檀家の方々も非常に苦労しつつの建立だったそうです。大変な苦労をして建てられた本堂正面入り口軒下には、現住職が自分で書き自分で彫られた山号額が掲げられ、境内を見守っております。
 現在婦人部の方々が寺の行事の前の、お磨き・清掃等ご協力されておられるそうです。
 ご住職の今一番の願いは、4代目となる若院智哲様が、一日も早く次の坊守となられる方と巡り合われる事でした。又門徒の育成、或は家族葬の増加で親戚一同の集まりの減少、業者ベースでの葬儀の有り方等々、熱く語って頂き有意義な訪問でした。
 
訪問者  緒方 健一郎(圓徳寺)
 
※鞍手組門推だより『さんが』「お寺を訪ねて」より